トップ > 事故・災害情報(都市ガスの保安) > 事故速報(九州管内版)
成28年に九州管内で発生した一般ガス事故についてお知らせします。
平成29年8月30日
九州産業保安監督部

平成28年に九州管内で発生した一般ガス事故(ガス事業法関係)について、次のとおりお知らせします。 

番号 事故
発生日
事故発
生場所
ガス事業 事故の種類
(被害の程度)
【段階別】
事 故 概 要
1 1月21日 福岡県 一般ガス 漏えい・着火   (瞬間湯沸器
ケーシングの変形)
 【消費】
 需要家より給湯器から電気がショートしたような音がしたとの連絡があり、修理で訪問した機器修理会社から、ガス事業者に連絡があり、ガス事業者が訪問して湯沸器のケーシングの変形を確認した。ガス事業者は、機器の使用中止措置と灯内内管及び当該機器器具栓までの漏えい検査を行い、異常が無いことを確認した。
【原因】排気口の閉塞または電磁弁の閉止遅れによる異常着火と推定。
2 3月1日 福岡県 一般ガス 漏えい・着火
(2口ヒューズ
ガス栓の焼損)
 【消費】
 コンロを使用する際に、2口ガス栓のコンロに接続された側と接続されていない(使用していない)側の両方を間違って、「開」にしたため、接続されていないガス栓からガスが漏えいし、コンロ点火時にガス台置の庫内に滞留したガスに引火しガス栓等を焼損した。使用していない側のガス栓は迅速継ぎ手用で高気密ゴムキャップが斜めに挿入されており、ヒューズ機構が働かない状態で、一定量のガスが漏えいしていた可能性がある。
【原因】ガス使用者の2口ガス栓迅速継ぎ手側の高気密ゴムキャップの不完全装着及び誤開放。
3 3月8日 福岡県 一般ガス 漏えい・着火
(瞬間湯沸器
ケーシングの変形)
【消費】
 給湯器から音がしたので、需要家が機器修理会社に修理を依頼し、修理会社が訪問したところ湯沸器のケーシングが変形していたため、ガス事業者に連絡。ガス事業者が現地を確認してケーシングの変形を確認した。灯内内管及び当該機器器具栓までの漏えい検査に異常は無かった。
【原因】排気口の閉塞または電磁弁の閉止遅れによる異常着火と推定。 
4 4月10日 宮崎県 一般ガス 漏えい・着火
(ビルトインコンロ
キャビネットの
焼損)
【消費】
 需要家よりビルトインコンロから煙が出ているとの連絡があり、元栓閉止を指示の後、ガス事業者は現場確認を行ったところ、ビルトインコンロのキャビネット一部が焼損しており、漏えい検査によりコンロ接続ネジ部から微少漏えいを確認した。
【原因】キャビネットの開閉など、何らかの原因でガス栓のネジに緩みが発生し、漏えいしたガスがキャビネット内に滞留し、コンロの点火で着火したものと推定。
5 4月14日 熊本県 一般ガス 供給支障
(1,123戸)
【供給】
 平成28年熊本地震(前震)発生に伴い、地震対策ブロック毎に設置している地震計の値が、ガス事業者の保安規程に定める第一次緊急停止基準を上回らなかったため、熊本地区のガス供給を継続した。引き続き、ガス漏れの受付状況や緊急巡回点検からの被害状況により速やかにガス供給を停止する第二次緊急停止に備え、ガバナ遠隔遮断システムによる遠隔遮断操作を実施中、誤操作により供給停止となった。
(供給支障時間)22時間20分(4/14〜4/15)、復旧完了4/15(金)20:00
【原因】ガバナ遠隔遮断システムの操作において、遠隔遮断信号の送信先の選択、確認ミスが重なり、整圧器下流側のガス供給を誤って停止したため。
6 4月16日 熊本県 一般ガス 供給支障
(100,884戸)
【供給】
 平成28年熊本地震(本震)の発生に伴い、供給区域のほぼ全域で第一次緊急停止により、供給停止となった。
(供給支障時間)14日11:50 (4/16〜4/30)、復旧完了4/30(土)13:40
【原因】地震対策ブロック毎に設置している地震計の値が60カインを超えたため、保安規程に基づきガバナ遠隔遮断を実施したため。
7 4月21日 福岡県 一般ガス 漏えい・着火
(風呂釜ケーシング
の変形)
【消費】
 ガス風呂釜が点火しないので、需要家が点火操作を繰り返し行ったところ、ボンと音がしたのでガス事業者に連絡。ガス事業者が現場にてガス風呂釜のカバーが一部変形していることを確認した。ガス栓から消費機器を含めた当該内管のガス漏えい検査は異常無かった。ガス機器メーカーによる調査の結果、機器にガス漏えいなどの異常は無く、異常着火は再現できなかった。
【原因】点火操作により未燃ガスがガス風呂釜内に滞留し、点火スパークにより着火し異常燃焼したものと推定。
8 5月31日 福岡県 一般ガス 漏えい・着火
(ビルトインコンロの一部焼損)
【消費】
 ビルトインコンロの燃焼状態が通常とは異なり、点火しづらく点火しても炎が安定しないことから需要家からガス事業者に連絡があり、ガス事業者が現場確認を行ったところ、灯内内管からガス機器(電磁弁)までの漏えい検査は異常が無く、原因を特定できなかった。ガス機器メーカーによる調査の結果、電磁弁の下流側の器具栓部から漏えいがあり、機器の一部が焼損していることを確認した。
【原因】連絡管固定金具の変形により、連絡管挿入部分に隙間が生じた状態になり、微少に漏れたガスに使用中のコンロの火が引火し、接続部近辺を焼損したと判断される。なお、メーカー製造過程で漏えい検査後に連絡管に触れる作業は無く、機器の出荷以降コンロ取付けまでの間で、何らかの原因で連絡管固定金具に応力が加わり変形したものと推定。
9 6月8日 福岡県 一般ガス 供給支障
(供給支障36戸)
【供給】
 他工事業者(電力工事)は、ガス事業者立会のもと事前に建柱予定位置の試掘を行ったが、湧水のため予定深さまでの掘削確認ができずガス管の位置確認が不十分となった。また、隣接して土砂の埋め戻した跡があり、他工事業者及びガス事業者の立会員は、他の埋設跡をガス管位置と誤認し、施工位置にはガス管はないと判断。建柱工事の削孔作業を行ったため、埋設されていたガス管破損により、本管にガスバックを挿入し36戸の供給支障を生じた。
【原因】湧水のため予定の深さまで掘削しなかったこと及び隣接した掘削跡をガス配管位置と誤認して、ガス管位置を未確認のまま建柱工事の削孔作業を行ったため。
10 7月19日 大分県 一般ガス 漏えい・着火
(負傷者1名:軽度の火傷)
【供給】
 他工事業者(解体業)が重機により敷地内駐車場の解体・整備中(アスファルト剥ぎ取り・コンクリート片解体)に、誤ってガス管を引き抜き折損した。他工事業者はガスの臭気を認識しつつも、電動ピックを使用して解体作業を継続したことにより、漏えいしたガスに引火し、当該作業員が負傷した。
【原因】1.事故があった駐車場の解体整備工事は、当日追加された工事でガス事業者に工事照会をしていなかった。また、損傷したガス管は導管管理図に記載されていない不明管であった。2.ガス漏えい時の火気厳禁、電動工具等の使用禁止が現場に伝わらず、ガスの臭気を認識していたにもかかわらず、工事を継続したため漏えいしたガスに引火して負傷した。
11 8月24日 佐賀県 一般ガス 漏えい・着火
【供給】
 建物解体作業中に、解体業者が灯外内管(不明管)を折損。解体作業員はガス臭に気づいていたが、解体作業(鉄骨のガス溶断)を続けたため、滞留したガスに引火し、火災により4時間の交通規制を実施した。なお、前面道路の本管にガスバックを挿入してガスを遮断したが、供給先は当該建物のみで、他への供給支障は発生しなかった。
【原因】導管台帳に記載されていない埋設された不明管を解体作業中に誤って折損したものと思われる。不明管は過去にプラグ止めして埋設さた灯外内管と思われる。
12 10月22日 福岡県 一般ガス 漏えい・着火
【供給】
 建物解体作業中に、解体業者が灯外内管(メーター立管)をサンダーにて損傷し、漏えいしたガスに着火する他工事事故が発生した(人災、物損なし)
13 11月10日 福岡県 一般ガス 漏えい・着火
【消費】
 需要家が厨房内の業務用ガスこんろ2台の内、1台の油汚れを焼き落とすため、もう1台の点火中のこんろに乗せたところ、ガスホースが外れ、漏えいしたガスに引火、点火中のこんろのガスホースが焼損した。
14 11月24日 熊本県 一般ガス 漏えい・着火
【消費】
 需要家より「FF式瞬間湯沸器(暖房給湯機能付き)の点火操作をしたところ、当該機器を設置している給湯室からバンと音がした。」との通報を受け、ガス事業者が現地で瞬間湯沸器のケーシング変形がしていることを確認した。灯外内管及び当該瞬間湯沸器の電磁弁までの漏えい検査は異常無し。火災認定無し。人損無し。
15 11月25日 福岡県 一般ガス 供給支障
(供給支障115戸)
【供給】
 複数の需要家より「ガスが出ない」との通報が入り、同社にて調査した結果、当該地区の本管が水封していることを確認した。水封箇所から下流側の供給圧力低下により、需要家115戸が供給支障に至った。
給水管(口径20mm)からの漏水によるサンドブラスト現象で本管(口径:150mm、ダクタイル鋳鉄管)に穴が開き、水道水が流入したことによる(当該給水管は水道局にて修理完了)
16 12月8日 福岡県 一般ガス 供給支障
(供給支障30戸)
【供給】
 複数の需要家より「ガスが出ない」との通報を受け、ガス事業者が現場にてガス支管(ポリエチレン被覆鋼管:50mm)が水封していることを確認。水封付近の供給圧力低下により30戸の供給支障が発生した。
17 12月27日 熊本県 一般ガス 供給支障
(他工事避難30人)
【供給】
 建物解体業者による整地工事中に、掘削機が敷地内灯外内管に接触し、本管からの供給管取り出し部を損傷。
漏えいしたガスがマンホールから下水道に流れ込んだため、周辺住民の避難誘導を消防に要請して、約30人の避難を実施。(約1時間37分)。本管側でプラグ止めしてガス漏えいは停止、付近に滞留したガスが無いことを確認後、避難を解除した。
本発表資料のお問い合わせ先
九州産業保安監督部 保安課長 原 浩己
 担当:中村、緒方       
   電話:092−482−5527、5528


 
ページトップへ