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鉱山とは

 鉱山」とは、資源として有用な鉱物の試掘、採掘及びこれに附属する選鉱、製錬その他の事業(鉱業)を行う事業場を指します。現在では全国で483鉱山(平成27年12月現在)が稼行し、約1万1千人の方々が働いています。

*鉱物の掘採と緊密な関連を有しない附属施設、当該鉱物の掘採に係る事業を主たる事業としない附属施設及び鉱物の掘採場から遠隔の地にある附属施設は「鉱山」から除かれます。

  また、「鉱物」とは、鉱業法で定める次の41鉱種を指します。

金鉱、銀鉱、銅鉱、鉛鉱、そう鉛鉱、すず鉱、アンチモニー鉱、水銀鉱、亜鉛鉱、鉄鉱、硫化鉄鉱、クローム鉄鉱、マンガン鉱、タングステン鉱、モリブデン鉱、ひ鉱、ニツケル鉱、コバルト鉱、ウラン鉱、トリウム鉱、りん鉱、黒鉛、石炭、亜炭、石油、アスフアルト、可燃性天然ガス、硫黄、石こう、重晶石、明ばん石、ほたる石、石綿、石灰石、ドロマイト、けい石、長石、ろう石、滑石、耐火粘土、砂鉱

  資源に乏しい我が国にとって、産業活動や国民生活に不可欠な基礎素材である金属・非金属、石炭、天然ガス、石灰石などの鉱物資源を安定的に供給することは、極めて重要な課題です。

 今日、九州では、金鉱、石灰石、けい石や可燃性天然ガスなどの鉱山が稼働しており、有用な鉱物資源の供給を通して社会貢献を続けています。
 こうしたなか九州産業保安監督部(鉱山保安部門)では、鉱山保安法に基づき、鉱山労働者に対する危害を防止するとともに鉱害を防止し、鉱物資源の合理的開発を図ることを目的として業務を推進しています。

  鉱山は他の産業とは異なり、自然を相手に採掘を行うため、常に現場の状況が変化するので作業者への危害、鉱山外への危害及び鉱害の防止に細心の注意が必要です。
  特に、露天採掘においては、採掘に伴い地表を掘削するため周辺環境への配慮が必要であり、採掘が終了した後においても、覆土・植栽など状況に応じた対応が必要となります。

種別 金属・
非金属
石灰石 石炭・
亜炭
石油・
天然ガス

鉱山数
(全国)

164 245 15 59 483

鉱山数
(九州)

19 18 0 5 42

(鉱山数は平成27年12月末現在での稼行鉱山数を示す。)

 

★ 管内主要鉱山の特色
(石炭鉱山)
 九州は、かって北海道とともに日本有数の産炭地域であり、筑豊炭田、三池炭田を中心に昭和28年には最大588炭鉱が存在し、昭和32年には2770万tの出炭量を記録しました。
 九州で最後まで操業していた長崎県の池島炭鉱(海底下、坑内採炭)は、平成13年に閉山した後、翌平成14年度から海外(インドネシア、ベトナム)の研修生を対象とした 炭鉱技術移転5か年計画研修事業が長崎炭鉱技術研修センターにおいて開始されましたが平成21年度をもって終了し、九州から石炭鉱山はなくなりました。

(金属鉱山)
 かつては、鯛生鉱山(金、銀 大分県)、尾平鉱山(銅、鉄 大分県)、見立鉱山(錫、鉛・亜鉛 宮崎県)、槙峰鉱山(銅 宮崎県)など、日本でも有数の鉱山が存在しましたが、鉱量の枯渇や人件費の高騰、鉱害問題の発生などにより昭和40年代から60年代にかけ相次いで閉山しました。
 現在では、日本の中でも金鉱山が集中する鹿児島県で、世界でも有数の金品位を誇る菱刈鉱山が開発され、操業しています。

(非金属鉱山)
 セメント原料となるけい石を産出する鉱山がほとんどであり、一部、耐火材・製紙用に利用されるろう石を産出する鉱山があります。

(石灰石鉱山)
 九州での主要石灰石生産地域は、福岡県田川地区、北九州地区、恒見地区、大分県津久見地区、熊本県八代地区です。
 石灰石は主にセメント用、土木建築砕石用、鉄鋼用として利用されています。

(石油・天然ガス鉱山)
 水溶性天然ガスを採取する鉱山は宮崎県に集中しており、地下水を汲み上げてその中に含まれる天然ガス(メタンガス)を採取しています。また、汲み上げられた地下水は、ヨウ素の回収や温泉として利用されています。

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