トップ > 事故・災害情報(電力の保安)
電力の保安
事故・災害情報

■平成22年度:感電等死傷事故情報 (自家用電気工作物に係るもの)

発生日 事故の概要 事故
発生
工作物
電圧 時刻
天候
概要図
(図をクリックすると拡大)
原因 再発防止
対策
3月31日

製作した製品の負荷試験を実施する試験場内で、被災者が1人で製品へ電圧を印加する装置(以下「試験用電圧・電流印加装置」という)に電源からの主回路ケーブルを接続作業中に事故が発生した。準備作業にあたって、被災者は供給電源をOFFにして、素手で製品のケーブルを試験用電圧・電流印加装置の端子へ接続していた。この時、新しく開発された製品の試験のため開発試験場(感電した場所とは違う場所)に開発員と試験員の2名が立ち入り、開発試験場に設置されている試験用高圧電源スイッチをONにした。被災者が作業準備中であった試験場と開発試験場との電源が共通であったため、両試験場に電気が供給され、被災者が感電するに至った。感電電流は右手の指部から入電し、右腕の手首部から出電、被災者は救急車で病院へ搬送された。電気工作物に被害はなく、当事業所外への供給支障もなかった。

(被災者の服装:作業服、耐電用安全靴は着用。ヘルメット、高圧絶縁手袋は未着用 ) 

ケーブル(※製作した製品の負荷試験用電圧・電流印加装置へ接続中) 高圧
(3300V)
14時50分
晴 
作業準備不良 ・電源が入るという認識がなかったことから、試験回路の作業手順書等を作成・運用する。電気室内改造が必要な場合は工場長、主任技術者の承認を得て設備管理担当課長が改造を指示する
・自分の作業エリア内だけ確認して電源を投入したことから、電源入・切の操作盤を電源取り出しの端子盤上に移動する
・定期的な安全教育の実施
・リーダを決め当日の作業を全員で確認する
・電源使用禁止札の使用ルールを明確にする
3月6日

事故当日は、高圧区分開閉器(PAS)等の取替工事を実施。工事終了後、受電して相回転方向の確認のため砂利・砂・コンクリート分離用の回収装置を試運転したところ動作しなかった。関係者6名は手分けして原因究明にあたった。このうち、工事元請け監督者と、被災者である下請け工事作業者が2人で、本工事で誤って取り外したままで放置されていたキュービクル内の回転装置用操作電源ケーブルを調査。被災者がこのケーブルを引っ張って確認していたときに、被災者の左腕の手首がLBS端子の充電部に接触し感電した。被災者は病院に搬送され、左肘部電撃傷と診断された。なお、保護装置については、地絡継電器が地絡電流を検出しSOG付き高圧負荷開閉器(PAS)が動作した。電気工作物に被害はなく、当事業所外への供給支障もなかった。

(被災者の服装:長袖作業着、スニーカー靴、ヘルメット着用、手袋未着用)

屋外形高圧受電用キュービクル内の高圧交流負荷開閉器端子 高圧
(6600V)
11時15分
曇 
被害者の過失 ・キュービクル内の点検作業は主任技術者の指示管理下で行う
・作業内容、作業手順書を作成し管理する
 ・工事監督者は工事対象の機器、資材の仕様の変更点は作業関係者全員に周知徹底する
・主任技術者は作業員の動きを含め作業全体を管理監督する
・充電状態にある箇所を点検する際は保護具を身につける
12月7日 工事の協力会社の一員として作業に入っていた被災者2名は、トンネル工事に使用するクラッシャーの組立中、クラッシャーを移動させようとした(作業手順書にはない作業)。
同協力会社の職長Aは、その電源確保について、別の協力会社の作業員Bに確認したところ分電盤の1次側の箇所で接続するよう指示を受けた。そこで、職長Aは、作業員Bに通電が無いことを確認した後、被災者2名に接続作業を指示した。電気の知識のない被災者2名は、接続の際、分電盤の1次側端子ボルトにモンキーレンチを当ててボルトを締めようとして他の電極に触れ、その瞬間ショートし、火花から引火して顔面と頚部に熱傷と電撃傷を負った。
動力分電盤
一次端子
低圧
(440V)
11時00分
作業方法不良 ・作業手順書にない作業時は、見直し会を実施し、手順の確認を行う
・指揮命令系統の明確化
・保安教育の実施
・分電盤扉の施錠管理の徹底
・分電盤の一次端子側に固定式カバーを設置し、危険表示を行う
11月17日 被災者は、高電圧実験室内で実験準備中に、充電部が露出した高電圧電源装置に接触し感電した。右足の親指及び小指付近に軽度の火傷を負っていたため、救急車で病院へ搬送された後、電撃症(T〜V度の熱傷)と診断され入院することとなった。
電気工作物及び実験機器とも被害はなかった。保護装置については、配電盤及び実験機器の高圧直流電源にはブレーカーが備わっているものの、感電による電流では不動作であった。
(被災者の服装:作業服上着、スラックス、運動靴。ヘルメット及び手袋はなし)
高耐圧抵抗器
(高電圧電源装置)
昇圧中
(〜40,000V)
15時30分
晴 
作業準備不良

作業方法不良
・事故発生実験の中止
・事故発生実験以外の高電圧関係設備の再点検を行い、新たな隔離板、絶縁被覆材、絶縁靴等を完備
・安全教育用資料、実験手順書を見直し実験室に完備
・実験テーマ毎に見直し後の安全対策の点検(評価)
8月8日

被災者を含む6名で、分路リアクトル制御用サイリスタ装置(SVCS装置)の重故障の原因調査及び取替えを実施していた。その後、被災者(1名)は、装置本体に22kV電圧印加し、異常の有無を示す装置表面のネオンランプの点灯状態を確認した。装置を取り囲む安全柵を取り外したままの状態で、ランプを覆うように充電部に手をかざし接近した際感電した。
被災者は、救急車により搬送され、指先電撃症U度と診断された。
(作業中の被災者の作業服及び手袋は汗で濡れた状態であった)

分路リアクトル制御用サイリスタ装置
(SVCS)
特別高圧
(22,000V)
13時00分
晴 
作業準備不良 ・作業手順書の見直し及び周知教育の実施
・作業室の施錠管理の徹底及び立入禁止標示の設置
8月6日 キュービクル内に保管中であったPCB機器を廃棄処理する予定であったため、事業場の従業員(2人)が保管状況を確認することとした。2人ともキュービクル内にPCB廃棄物が保管されていることは知っていたが、内部が高電圧である認識はなかった。被害者はキュービクル後部扉を開けて入り、PCB保管のステンレス製の箱を見やすい方向へずらしていた時に、引込ケーブル端末接続部と接触し感電した。その後、被災者はU〜V度の熱傷と診断され入院した。なお、同時に事業場は区分開閉器用の地絡継電器が動作し、全停電となった。
(被災者の服装:作業服上着(半袖)、スラックス、革靴。ヘルメット及び手袋はなし)
屋外キュービクル内の引込ケーブル端末接続部 高圧
(6,600V)
9時00分
晴 
被害者の過失 ・工事・作業発生時には主任技術者に連絡し、必要に応じ助言・指導・工事立会を求める
・保安教育の実施
・立入禁止表示、危険表示等を追加貼り付け


電力の保安
業務概要
申請・届出
・事故・災害情報
関連法令
立入検査結果
表彰・行事等
講演・会議資料
資格・試験
リンク
九州産業保安監督部 電力安全課 

PDFファイルの文書等を表示する為にはAdobe Readerが必要です。Adobe Readerはアドビシステム社で無償配布されています。お持ちでない方は下記サイトよりダウンロードしてください。

Adobe Readerダウンロードページ
ページトップへ